人はなぜギャンブルが好きなのか?
実体験から言いますと、楽してお金を稼ぐことが出来るから!
若いときは、そればかり考えていました。
やはり、20才前後だと手っ取り早くパチンコ、パチスロでしょうね。
とりあえず、毎日行ってました。
パチンコ、パチスロもお金が増える可能性があるというのが前提なので、お金じゃなくて景品しか交換できないとなればあんなにはハマらなかったでしょう。
私はあまり詳しくないですが、今ではスマホ片手に24時間365日出来そうですね。
その当時、簡単にギャンブルが出来てしまうスマホがあったら、私はどうなってたか。
考えるだけでも恐ろしいです。
脳みそがポジティブすぎる
仮に、1日アルバイトして稼いだ1万円とパチンコで勝った1万円を比べるとやはりパチンコが魅力ですよね。
アルバイトであれば必ず1万円稼げるということ、パチンコはマイナスになる可能性もあるということ。
ギャンブルなんで、それは分かってるんですよ。
麻痺してくると、脳みそが「負けるかも」という考えを排除してしまうんです。
最初はもちろん、投資するのでマイナスからスタートです。
しかし、脳みそは「1万円投資」しても「もしかしたら2万円、調子が良ければ5万円くらい勝てるかも」と思うんです。
たとえ、初当たりまで3万円も投資してしまっても、脳みそは良い様にしか考えないんです。
このあと、こんなにハマったんだから最低でも3万円分は出るはずと。
仮に、大勝ちしたとしても長い目で見ると全財産を失うまでやってしまうんですよ。
一時的に、勝っている状態が続いたとしても、結局、いつかは0になってしまうんですよね。
勝っても、負けても、0になるまでやめられないんです。
脳のデジャブ
結局、期待通りにはいかずほぼ負けて帰るんです。
帰る途中、「もうパチンコはしない、絶対に!」と心に誓うんです。
次の朝、起きると、脳みそがリセットされてしまってるんです。「今日は勝てるだろう」と。
そして、またパチンコ屋へ向かう。
この脳みそのパターンどこかで・・・
まあ、何でもいいんですけど、例えば、ちょっとした仕事があって、
「これ、めんどくさいな、明日やろう」
明日やればいいだろうと、次の日、朝起きると、脳みそがリセットされていてさらにめんどくさくなってやらないパターン。
めんどくさいことは、明日に伸ばす考え。
夏休みなんかの宿題を先延ばしにする考え。
これって、ギャンブル依存症パターンの考え方なのかも。
借金まみれ
お金も無限にあるわけではないので手持ち0円になってしまうんです。
軍資金がないとパチンコ屋に行けないので、まずは軍資金の調達です。
依存症はだいたい軍資金をまじめに働いて調達できるわけないので、誰かに借金しに行きます。
友達や知り合いなどからかたっぱしに連絡して、なんならもう何年もあってない人にも頼み込みます。
まあ、それでパチンコで勝って返せるわけもないので友達を失い、知り合いを失います。
親しい友人からも距離を置かれ、次第に一人ぽっちになっていきます。
それでも依存症はめげません。
使ってはいけないお金に手を付けてしまったり、嘘ついてでも金をどうにか軍資金を手に入れないいけないのです。
ここが分かれ道ですね。自分の支払わなくてはいけない家賃なんかに手を付けるのはまだかわいいほうです
会社の金や、アルパイト先の店の金にてをつけてしまったら犯罪ですからね。
やはり、依存症はこの善悪もつかなくなってしまうほど脳がやられるんですよ。
ここまで来たら自分で目を覚ますことはできないですね。
その前に目を覚ましてほしいです。
ギャンブルからの脱出
当たり前なことですが、タバコと一緒でやらないことですね。
それが一番難しいんですが、まずは1日やらない。
次に、2日やらない。
そして、3日、4日、・・・、7日連続でやらない。
どんどん増やしていって、ここでやってしまったらまた再スタートになってしまう。
もったいない、と思ってどんどん日数を増やしていくと、ある時ギャンブルやらないのが普通になってきます。
ギャンブルのギャの字も思わなくなって、いつの間にか止められた。
というのが私です。
あの時の、お金と時間がもったいない、と後悔してます。
ギャンブルとお金の関係
ギャンブル依存症について、いろいろ専門家は言っていますが、
私的には「お金」がすべてだと思います。
「お金」というものに操られていて、振り回されていると。
逆にこちらから「お金」を操って、支配しない限りギャンブル依存症から抜け出せないでしょう。
お金の増やし方、稼ぎ方、お金に対する考えを真剣に学んだほうがいいと思います。
ギャンブルはお金の勉強としてたしなむ程度がベストです。